山の中で熊にだけは会いたくない!
日本の山の中には色んな野生生物が住んでいます。
人間が音を出しながら山に入って行くと、野生の鹿やイタチなどの野生生物の場合は先に逃げて行ってくれると思います。
しかし、遭遇しても逃げるどころかこちらに猛突進して向かってくるイノシシ、その他の野生動物でもありうるかもしれません。
場合によっては人間を恐れるどころいか食べ物と思って襲ってくる特に危険な野生生物がいます。
日本の陸上で人間が素手で対峙するとほぼ勝ち目がない非常に危険な野生生物、熊です。
近年、熊の目撃情報が全国的に多発しており、熊の中でも一番危険とされる子熊連れの母熊に遭遇してしまい襲われる事故も多発しているそうです。
幸いにも私はまだ野生のクマに一度も遭遇した事はありませんが、登山やハイキングなどで山に入ったり、渓谷や渓流にも行く機会が少なからずあるので、これは絶対何か熊対策をしておいた方が良さそうだと思い熊鈴と熊よけスプレーを購入してみました。
【熊鈴】熊よけベル TB-K1
熊鈴を鳴らした音でこちらの存在を熊にアピールし、こちらが知らず知らずのうちに熊が居る方向に接近してしまっている場合などでも鈴の音で人間が接近している事を知ってもらい、熊が逃げて行ってくれる事を期待できる効果がある熊よけアイテムです。
東京ベル(TOKYO BELL)製作所のTB-K1 BEAR BELL 森の鈴 ゴールド を選びました。
高級感のある綺麗な金色光沢の真鍮がとてもお洒落!✨
東京ベル製作所は自転車のベルや、熊よけベルを多数製作されている日本の会社で、他にも色んなカラーバリエーションでお洒落なデザインの鈴も多数あります♪
詳しくは東京ベル(TOKYO BELL)製作所のHP(ホームページ)をご覧ください。
→ 株式会社 東京ベル製作所 HP ←
TB-K1 BEAR BELL 森の鈴 ゴールドは鈴を鳴らしたい時以外はワンタッチで消音にできるという機能が付いています。
鈴を取り付けるには付属のカラビナを使ってリュックなどにも簡単に取り付ける事ができます。
ワンタッチで音を止めれる仕組み
他のメーカの熊鈴とは一味違う東京ベルの熊よけベルシリーズの最大の特徴
ワンタッチで鈴の音を消音にできる便利な機能が付いている鈴が多数あるようです。
どうやってワンタッチで消音にするのか?
蛍光灯に付いている紐を引っ張るかのように、ベル本体を軽くカチっと引っ張るだけで音のON–OFFを切り替える事ができます!
わざわざ振り玉を溝に引っかけたりする必要が無いのでとても簡単です♪
音が鳴る時は矢印の部分が沈み込んでいます。
鈴の中を見ると丸い真鍮の振り玉と、音源となる真鍮のカバーに接触しており、この状態で鈴を振るとチリーン♪という綺麗な鈴の音色が鳴り響きます♪
消音状態の時の鈴です。
鈴が鳴っていた状態とは違い、矢印の部分が上に飛び出しているのが見えます。
この時の鈴の中を見てみると、振り玉が引っ込んでおり、鈴を振っても真鍮カバーの部分に接触しないようになっています。
このおかげで鈴が鳴らないようにする事ができるようです。
リュックの後ろに付けていても引っ張るだけなので、鈴の状態ををわざわざ見なくても鈴に手が届けば音のオンとオフを簡単に切り替える事ができます。
使っていて分かった注意点ですが、鈴が他の物に乗り上げていたり接触していると音が吸収されてうまく響かない事がありました。
手で鈴を握って鳴らすと音が鳴らないのと同じ状態になっていますので、鈴が完全に宙づり状態にできそうな所にうまく取り付けてあげると綺麗に音を鳴らす事ができます!
ワンタッチで音のON-OFF【動画】
※再生される際は音量にご注意ください!
鈴の音のON–OFFの様子を動画で撮ってみました。
消音→鳴音→消音です。
綺麗な鈴の音色も確認していただけるかと思います♪
TB-K1は森に響き渡る大きな音が鳴ってくれますが、更に大きなTB-K2というBIGサイズの物もあります!
【熊よけスプレー】POLICE MAGNUM OC-17 B-609
熊よけスプレーは熊に思いがけず遭遇してしまい、こちらが熊に敵とみなされてしまい逃げる事も出来ずに今まさに襲われる極限の状況、絶体絶命の時に最終手段として使用する熊よけアイテムです。
※熊よけスプレーは使用方法を誤ると使用している本人にも二次被害が及ぶ恐れがあります。
今回私が選んだ熊よけスプレーは軽量でコンパクト、持ち運びもしやすいTMM社のPOLICE MAGNUM (ポリスマグナム) OC-17 B-609という小さめの熊よけスプレーです。
TMM社は護身用アイテムを多数扱っている国内唯一の業務用(プロ仕様)護身用品専業メーカです。
→ TMMオンラインストア ←
B-609は本州に生息するツキノワグマに効果を発揮し、イノシシやサル、凶暴な野犬にも効果が有るそうです。
スプレーの中身の成分強度はOC-17
唐辛子などの辛味成分のOC(オレオレシン・カプシウム)が17%の濃度という事の様です。
B-609とそれより大きいサイズのB-610は人体に後遺症を与えるほどの影響は無く、水溶性なので付着しても水で洗い流せるため比較的安全な熊よけスプレーと言えそうです。
また、防犯用の催涙スプレーとしても使用できるそうです。
※北海道に生息しているエゾヒグマや、北米(北アメリカ)のグリズビーの様な2mを優に超える大型の熊にはB-609、B-610では効果は薄いようです。
大型の熊に十分な効果を発揮する強力な熊よけスプレーは人体にも影響があり、失明したり皮膚がただれてしまうほど危険な物が有るそうなので、必要以上に強力な熊よけスプレーも良いとは言えないかもしれません。
PERIOD(期間)
使用期限は2028年7月3日との事で、私がAmazonでこれを購入した時が2023年10月頃なので大体5年くらいは使用できるようです。
箱の中にはスプレー本体と、日本語で詳しく書かれた説明書が入っていました。
説明書には誤ってスプレーがかかってしまった場合の対象方法など、大事な注意書きが多数書かれてありますので、熊よけスプレーを持ち出す前には必ず目を通しておいた方が良いです!
B-609は本当にコンパクトで、筒の部分はトイレットペーパーの芯と同じくらいの太さしかありませんでした!
持ち運びに便利なホルスターとセットのB-609も有ります。
安全クリップ所に使用手順が書かれています。
いざ本当に熊避けスプレーを使用する状況になった時には説明を読んでいる暇なんてないと思いますので、使う練習もしておいた方が良いかもしれません!
最後に
万が一のために備えて熊よけ対策はしておくに越したことはありません!
2023年現在、アーバンベアという人をあまり恐れず市街地まで降りてくるような熊が出現してきており、最悪の場合は窓ガラスを割って家の中にまで熊が侵入してくる事もあるそうなので、そういう熊だと鈴や爆竹でいくら音を出して威嚇しても全く効果がありません。
山に行かない方でも万が一に備えて熊よけスプレーを備えて置くのも良いかもしれません。
原因は近年の地球温暖化などの影響で山に熊の食べ物が無い状況になっている事だと言われおりますが、人間が住んでいる家の中にまで熊がやってきて人が襲われるのはかなりまずい状況です。
今後、人間にも熊にとっても安心して再び生活できるような環境になってくれる事を切実に願います!