金属探知機の有名メーカーは?
金属探知機を使ってお宝探しをやってみたい!✨
YouTubeの動画でたまたま目にした金属探知機を使ってお宝を掘り当てるトレジャーハンターの影響を受けてしまった私は、自身も金属探知機という物に興味を持ってしまいました。

金属探知機が欲しい!!
トレジャーハンターの方が良く使っている金属探知機は、サーチコイル型金属探知機と呼ばれる草刈り機の様な形をした金属探知機と、ピンポインターと呼ばれる片手で握れる棒状のハンディー型の金属探知機を使い分けながらお宝を探し出していました。
金属探知機は一体どこのメーカーのどんな物を選べば良いのか?
綺麗な写真を撮れるデジタル一眼カメラを探しているなら、Canon(キャノン)、Nikon(ニコン)、SONY(ソニー)などの有名メーカーを選んでおけばきっと後悔する事は無いと思います。
安定した空撮映像が撮れるドローンを探しているなら、DJI、Parrot、3DRoboticsなどの有名メーカーのドローンを選べば間違いないと思います。
金属探知機は?
調べてみましたら、やはり金属探知機にも有名メーカーが多数存在します。
その中から特に信頼できそうな有名金属探知機メーカー4社とその製品、
番外編としてとにかく安い金属探知機を紹介したします。
Garrett (ギャレット)

Garrett (ギャレット)は1964年から操業しているアメリカの金属探知機メーカーです。
金属探知機メーカーの中でも老舗メーカーで、長年の歴史からの経験やノウハウと技術を持ち合わせている世界中の金属探知機メーカーの師匠の様なメーカーです。
ギャレットの代表的な入門機モデルには単3乾電池4本で動かせるACE250というシンプルで操作が分かりやすく初心者も中級者も簡単に使う事ができる金属探知機もあります。
中級から上級者向けのハイエンドモデルでは充電式リチウムイオン電池で動くAT Maxというモデルなどもあり、入門モデルと比較すると価格も高額ですが検出感度も更に細かく調整する事ができたり、鉄識別音機能、地表調節機能、その他の機能を使えば現場の土壌状況に合わせて探索できるハイスペ金属探知機です。
GarrettのピンポインターではPro-Pointer IIなどが有ります。
Minelab (マインラボ)
Minelab (マインラボ)は1985年にできたオーストラリアの金属探知機メーカーです。
携帯型金属探知に特化したメーカーで、高品質で高性能のモデルも多く価格も比較的高級な物が多いですが、丈夫で信頼感のある金属探知機メーカーです。
金属探知機とスマートフォンを接続し、アプリを通じて操作したり情報を共有できる機能を有するモデルも多数あります。
入門モデルではGO-FIND 44などがあります。
良心的な価格ながらコンパクトで組立も不要の折り畳み式ボディ、単3電池4本で動かます。
更にBluetoothでスマホと接続すれば、コインの識別ができたり、見つけたものを地図に記録したりもできたりと入門機ながら機能も充実ハイテクです!
中級から上級者の中でも非常に人気の高いモデルではEQUINOX 800というモデルの金属探知機が有ります。
探査する感度も高感度、探査モードの種類も多く、Minelab Tokyoの商品ページから日本語の取扱説明書が見れたりと、いざという時の安心感があります。
MinelabのピンポインターにはPRO-FIND 40などがあります。
このモデルは他社に比べて価格が少々高めですが、ピンポインターながら感度調整機能も充実した多機能モデルとなっています。
Nokta(ノクタ) DETECTION TECHNOLOGIES

Nokta DETECTION TECHNOLOGIES (ノクタ ディテクション テクノロジーズ) は正確な設立年が分からなかったのですが、おそらく2009年頃に設立されたトルコの金属探知機メーカーです。
手ごろな価格で高性能、使いやすいインターフェースなどが装備されたモデルの金属探知機を多数作っているメーカーです。
以前のNokta社は2004年頃に設立していましたが、Makro社という1990年にすでに同国のトルコで設立されていた有名金属探知機メーカーを買収し合併した事などもあるので、Nokta社の設立日以前から培われてきたMakro社の技術も継承されているのではないかと思われます。
入門モデルではSimplex Liteというモデルの金属探知機です。
価格も抑え気味ながら内蔵Lipoバッテリーで充電式、操作も分かりやすので初心者でも簡単に扱うことができます。
初心者から上級者まで使えるというNokta Makro社製のフラッグシップモデルのNokta THE LEGENDです。
金属の種類や大きさに関係なく地面に埋もれた金属を検出する事ができ、その他の機能も豊富に備えられたモデルになります。
NoktaのピンポインターにはNokta Pointerなどが有ります。
XP Metal Detectors

XP Metal Detectorsは1998年に設立されたフランスの金属探知機メーカーです。
同社の金属探知機のDEUS(デウス)は高品質でエンジニアと熟練の探知機職人が協力して開発した重量わずか770gの業界初の無線マルチ周波数金属探知機を生み出しています。
機能も充実しており、ピンポインターの音をワイヤレスヘッドフォンで聞けたり、水中でも使用可能な骨伝導ヘッドフォンが備わっていたり他社よりもハイテクな機能が付いたモデルも多いです。
価格もビックリするくらい高価なモデルも多い印象です。
XP Metal Detectors社の正規代理店は日本には存在しないので、大手通販サイトなら手に入れる事は可能ですが取り扱っているショップが非常に少ないです。
また個人輸入でも手に入れる事は可能です。
初級~中級者向けのモデルにはXP ORXというモデルの金属探知機があります。
こちらのモデルは比較的軽量なので長時使用する際にも最適で、様々なターゲットを判別できる多周波数機能も付いています。
上級者向けモデルにはXP Deus IIなどがあります。
前作のDeusよりも処理速度が向上しており、電気干渉や環境によるノイズを受けにくくしてくれるノイズキャンセリング機能なども装備されている最上位モデルの金属探知器になります。
他にも多周波数に加えピンポイントモードや地上バランス機能など様々な機能が盛り込まれています。
XP Metal DetectorsのピンポインターにはPinpointer MI-6などがあります。
ワイヤレスリンクを使用すればピンポインターの感度を調整したり音のトーンを変更する事も可能です。
以上の上記4つの有名金属探知機メーカーをご紹介しました。
それぞれの金属探知機メーカーでは初級者から上級者までもが使えるモデルなども多数あるので、ご自身の予算や、使い方に合いそうな金属探知機を探してみるのも良いかもしれません。
とにかく安い!最安付近の金属探知機
とにかく安い金属探知が欲しい!
そんな方にはコスパ最強のAmazonなどでも売られている格安金属探知機がオススメ!
GTX4030という格安の金属探知機なら1万円以下、もしかしたら5,000円以下でも買えてしまうかもそれません!
液晶ディスプレイなどは付いていませんが、金属探知機としての機能的はしっかりしており、イヤホンジャックも装備されいるので有線ヘッドフォンを接続して探知音も確認する事ができます。
LKW30というモデルで価格帯が2,000円~3,000円ほどで買える値段になっていました。
どことなくGARRETTのPRO-POINTER ATに似たような形をしているピンポインターで、機能もよく似ています。
気を付けないといけないのが完全防水ではなく部分防水なので水没すると壊れてしまいます。
探知性能はなかなか良いみたいです。
上記の組み合わせなら両方購入しても1万円内で購入できる可能性が有ります。
金属探知機とはどんなものなのか試しに使ってみたいという方にお勧めです。
私が使用している金属探知機
【メインの金属探知機】Nokta(ノクタ) SIMPLEX ULTRA
お宝が地面に埋まっていそうな広い場所を手あたり次第にスキャンして、お宝が眠っている大体の位置や深さを割り出す事ができるのがメインの金属探知機です。
今回私がメインの金属探知機に選んだのは…

Nokta SIMPLEX NEW GENERATION ULTRA
(ノクタ シンプレックス ニュージェネレーション ウルトラ)
SIMPLEXにはLITE、BT、ULTRAの3種類のモデルが有り、ULTRAはその中でも最上級モデルに位置しておりLITE、BTの軸の部分がプラスチックやアルミでできているのに対しULTRAの軸はフルカーボンでできています。
Bluetoothの有無、その他の便利機能や性能面もそれぞれモデルによって若干違いますが、付いている機能を本当に全て使いこなせるかはどうかは使う人次第かもしれません。
しかし、使い方も分かってきて後々あの機能がやっぱり欲しかったと後悔したくなければULTRAを選んでおけば間違いないかと思います!
付属品

箱の中にはこちらの物が入っていました。
金属探知機本体、充電用の専用USBケーブル、Bluetoothヘッドフォン、SIMPLEXのロゴが入りキャップ、取り扱い説明書(日本語なし)

金属探知機本体は、28cm(11インチ)の防水DD(double dish)サーチコイル【SX28】、フルカーボンの軸、LCDディスプレイが付いた腕で支える柄の部分の3つのパーツを組み立てて使います。
組み立てには工具は必要ありませんが、腕で支える柄の部分を微調整する場合は⊕ドライバーが必要です。

LCDディプレイです。
ディスプレイの下あたりには操作ボタンが色々と付いています!

金属探知機の目と言っても過言ではない大事な部分、サーチコイルです。
周りの素材はプラスチックで覆われており、中には磁界に乱れを感知するコイルが入っています。
伸びているケーブルはLCDディスプレイの後ろに接続していきます。

LCDディスプレイの後です。
先ほどのサーチコイルから伸びるケーブルを接続するソケット、有線ヘッドフォンケーブルかUSB充電ケーブルを差すソケットが有ります。
防水スピーカーとLEDフラッシュライトも装備されており、スピーカーが聞こえにくい時などに役立つ振動を発生させるバイブレーションモーターも装備されています。
SIMPLEX NEW GENERATIONシリーズはIP68の防水防塵機能を有しており、最大5m(16フィート)まで完全水没しても大丈夫です!
夜間のLEDフラッシュライトとLCDディスプレイ

夜間の砂浜でLEDフラッシュライトを点灯させた時の様子です。
流石に砲弾型のLEDが1発なのでさほど明るくはありませんが、サーチコイル周辺は問題なく見えます。
逆にLEDが明るすぎ無い事で、人目に目立つ事なくこっそりとお宝探しを楽しむ事ができそうです!✨

LCDディスプレイが光る時はボタンを操作している時と金属探知機が強く何かを探知した時に自動的にバックランプが光るようになっていました。
本体の長さ
長さは25インチ(約64cm)~52インチ(約132cm)までの調節可能です。

軸の部分を最短にした状態。

軸の部分を最大まで伸ばした時の状態です。
実際使ってみるとここまで長く伸ばす事はそうそう無いのではないかと思います。
Bluetoothワイヤレスヘッドフォン(NOKTA BT HEADPHONES)

SIMPLEXのBT、ULTRAに付属しているNOKTA BT HEADPHONESです。
Bluetooth5.0に対応の低遅延のワイヤレスヘッドフォンで到達距離は約10mです。
マイクも付いています!

このヘッドフォンは私があまり見たこと無い構造になっていました!
3.5mmのイヤホンケーブルを挿す所が付いており、そこにステレオプラグを差すとBluetoothの電源がONでもOFFの位置でもステレオプラグからの音が優先されてBluetoothの電源がOFFになります。
そして、このヘッドフォンは電源が無くても普通の有線ヘッドフォンに早変わりする構造になっていました!
この画期的な機能にちょっと感動!✨
ヘッドフォンを使ってみると、密閉性能も良いので大きい騒音がする所でも良く聞こえるヘッドフォンです!
ちなみにBluetooth接続でスマホやウォークマンでも普通に使う事ができました。
音質に関しては普通の音質ですが、金属探知機で使う物なので聞き取りやすさと低遅延を重視したヘッドフォンである事をお忘れなく!
SIMPLEX BTとULTRAの金属探知機は社外製のBluetoothイヤホンでも普通に使う事ができたので、お好みのBluetooth対応のオーディオデバイスに接続すればそこから音を出す事もできそう製す♪
【ハンディー型金属探知機】GARRETT PRO-POINTER AT
メインの金属探知機でお宝の大体の位置まで絞れたら、後はピンポインターと呼ばれる小さなハンディータイプの金属探知機を使ってお宝の位置を完全に特定する事ができます。
※慣れてくるとメインの金属探知機だけでもお宝は発見できます♪
今回ピンポインターとして私が選んでみたハンディー型金属探知機は…

GARRETT PRO-POINTER AT
(ギャレット プロ ポインター AT)
PRO-POINTER ATは完全防水仕様で水深6mまで潜って使う事ができるIP68の防水防塵機能を有しています。
付属品

箱の中にはこちらの物が付いておりました!
ハンディー型金属探知機(PRO-POINTER AT)、9V形の電池、伸びるストラップ、ベルトホルスター、取扱い説明書(日本語なし)
日本語で書かれているPRO-POINTER ATの各種機能はギャレットジャパンのホームページ内に詳しく書かれていますので、そちらをご覧ください。
↓ ギャレットジャパンHP内のプロ ポインター ATのページ ↓
各種機能

防水スピーカー、LEDフラッシュライト、ON/OFFと各種機能を設定するボタンが1つ
本体の中にはスピーカーの音と連動して振動するバイブレーションモーターも付いています。
LEDフラッシュライトは砲弾型LEDが1発と必要最低限の明るさです。
電源は9V型電池

電池は9V型の箱型の電池を使います。

使用頻度が多く、新しい9V型電池を毎回買っていると電池代もバカにならず、使い終わった電池の後処理にも困るので、私はUSBで充電できるタイプの9V型の電池をPRO-POINTER ATで使用してみましたが特に問題なく使用出来ました♪
電池容量や物にもよりますが充電できるタイプは普通の電池に比べて倍ほどの価格がするので、仕様頻度に合わせて選択する方が良さそうです。

電池蓋には防水防塵に耐えるパッキンが入っています。
ここの蓋をきちんと占めておかないと大変なことになるので閉め忘れに要注意!
金属探知機を実際に使ってお宝探し!

畑で実際に金属探知機を使ってトレジャーハントをやってみたいと思います!
果たしてお宝は見つかるのか…?✨

※この日が私にとって初めて金属探知機を実際に使った日だったため、触ったのは音量と探知モードだけ、それ以外の細かい設定や意味などはまだ良く分からなかったので、ほぼ箱出し状態でサーチを開始しました。
まずはメインの金属探知機のSIMPLEXを使って畑の中を大きく無造作に探ってきます。
探知モードはとりあえずビーチを選んでみました。
数分ほどサーチしているとピッ!!っという強い音が!
これは何かの金属物質に反応しているに違いない!
もしかして早速お宝か!?
ディスプレイには74という数字が出ており、調べてみるとNokta SIMPLEXのターゲットIDの74付近は鉄の含有量が高い金属の可能性があるようです。
深さも割と浅い…。

早速反応した周辺を鍬(くわ)などを使って掘ってみました。

ここでハンディー型金属探知機(ピンポインター)のPRO-POINTER ATを使ってお宝の位置をピンポイントで極近距離まで絞り出していきます。
ピンポインターの先端部がお宝に近づくと、ピッ…ピッ…ピッ…という音が鳴り、
更にお宝までわずか1cmほどの距離まで近づくとピピピピとかなり激しく連続した音が鳴ります。

スコップと、ピンポインターの横に付いているExclusive Scraping Blade(専用キサゲ刃)で土を少しずつ退かしていくと…。

銀色に光る金属物質といいます金属片…!?
残念ながらこれはお宝とはちょっと呼べないかな~💦

更に別の反応する所も探ってみたのですが、アルミ缶の破片も出てきました。
金属探知機はアルミに反応しないんじゃないの?
そう思っている方も多いかもしれません。
アルミは非磁性金属ではありますが、サーチコイル式の金属探知機は磁石につくような磁性の物を探知しているわけではなく、電磁波の変化に反応しています。
サーチコイル式金属探知機のコイルから発射された電磁波が金属に当たり、その金属が受けた電磁波が渦電流を発生し周辺に磁波が発生するので、その磁波をキャッチした金属探知機がピピー!と反応するそうです。
アルミは渦電流を発生させる事ができるので金属探知機はアルミに反応します!
Nokta SIMPLEXもGARRETT PRO-POINTER ATも
アルミにもバリバリ反応します!

数日後
同じ畑で再び金属探知機を使ってサーチしていたら、なんと本物のお宝が出てきました!
1円玉よりも小さな旧硬貨の1銭でした。
こんな小さな古銭にまで金属探知機は反応する事ができるようです!
【動画】お宝を実際に発見した時の動画
金属探知機で1銭を実際に発見した時の私のYouTube動画です。
まとめ

金属探知機を使っても地面の中のお宝を発見するのはそう簡単ではない事が分かりました。
しかし、金属探知機は思っていた以上に楽しい事がわかりました!
強く反応した所を掘っていると、もしかしたらとんでもないレアなお宝が出て来るんじゃないか…?
そう思うとワクワクします!
皆さんのご自宅の庭や畑などの地面の中にも今まで誰も発見する事ができなかった凄いお宝やレアな古銭などが眠っている…かもしれません?💎
でもどこを掘っていいのか見当もつきません。
そんな地面の中のお宝を発見する時に威力を発揮してくれるのが究極のトレジャーハントアイテム。
金属探知機(Metal Detector)です!