部屋の中のパソコンで使うPC用スピーカーが新たに必要になったので、家電量販店のPCアクセサリーコーナーを見て回っていました。
私が求めていたスピーカーは、そこそこお手頃価格、なるべく小さめ、USB一本で使える、音質もそこそこ良い物…があれば欲しいな~と思っていました♪
SANWA SUPPLY(サンワ サプライ) MM-SPU7BK

驚きの重低音。
そう書かれたSANWA SUPPLY(サンワサプライ)のUSB式の有線スピーカー
お値段もそこそこ、サイズも小さめ、USBで接続するタイプ、音質は…?
音は家に持ち帰って実際に聞いてみないと分かりませんが、他の部分はまさしく私の理想を追求してくれたようなUSBスピーカーでした!
今回はこのUSBスピーカーのMM-SPU7BKをチョイスしてみる事にしました✨
↓ サンワサプライ株式会社 HP ↓


仕様は写真の通りです。
私が特に気になる仕様部分を見てみると…。
実用最大出力 | 合計 5W LとRでそれぞれ2.5W+2.5W |
周波数特性 | 130Hz~20KHz |
サイズ・重量 | 幅67mm × 奥行き68mm × 高さ115mm 重さ570g(本体のみ) |
ケーブル長さ | スピーカー同士の間 … 約1.3m USBケーブル … 約1.3m |

MM-SPU7BKの箱の中には本体と取扱説明書が入っています。
組み立てたりする必要が無く、PCのUSBポートに挿せば直ぐに使えます♪
外観

MM-SPU7BKは高級感のある黒いカラーが本体に使われ、シルバーでセンターキャップレスの振動版が特徴のスピーカーユニットには2インチ(直径約52mm)のフルレンジスピーカーが搭載されています。
箱(エンクロージャー)の外側に見えているスピーカーの黒いエッジの外側からの寸法を計ってみると…。
直径…約45mmありました!
センターキャップが無いなので、小さなお子さんがイタズラで指でプスッと押しても凹む心配はそう無さそうです♪

R側(右側)のスピーカーにはプッシュ式の電源スイッチ、3.5mmのヘッドフォンジャック、アナログ式のボリュームコントローラーが付いています。

スピーカーの後ろはこのような感じです。
密閉式フルレンジスピーカーシステムなので、バスレフ型の様な空気孔はありませんが、真ん中に付近に例のパッシブラジエータが搭載されています。

低音を強化するパッシブラジエータを少し触ってみると全体的にゴムのような素材でできており、フロントに付いているスピーカと同様にブヨブヨと振動板が動きます。
パッシブラジエータはドロンコーンとも呼ばれているそうです。
押した感じはスピーカーよりもちょっと硬い感じがしました。
このパッシブラジエータ部分をエッジの外から寸法を測ってみたら
縦(たて)…約58mm
横(よこ)…約42mmありました!
これはフロントに付いているスピーカーよりも面積が大きい振動版がついています。
大きさ

MM-SPU7BKのスピーカー本体の大きさは、500mlのペットボトルと比べてもかなり小さい事がわかります。

上から見た時の様子ですが、奥行きもこのような感じです。
大体の目安ですが500mlのペットボトルが置けそうなスペースが有れば、このスピーカーも置く事ができそうです♪
バスレフ型スピーカーとの比較

こちらはSANWA SUPPLY(サンワサプライ)のMM-SPU10BK(バスレフ型)
私が以前から別のPCで使っている物で、こちらもUSBケーブル1本で使えるコンパクトでどこにでも置ける小さなスピーカーです。
※2023年12月現在、MM-SPU10BKは廃止モデルになっています。
スピーカーユニットには2インチ(直径約50.8mm)のフルレンジスピーカー
実用最大出力 | 合計 6W LとRでそれぞれ3W+3W |
周波数特性 | 110Hz~18KHz |
サイズ・重量 | 幅67.5mm × 奥行き88mm × 高さ100.5mm 重さ612g |

箱(エンクロージャー)の後ろを見てみると、こちらはバスレフ型なのでバスレフポートと言う空気孔が開いています。
バスレフも低音を増強してくれる効果があります。

両者ともにSANWA SUPPLY(サンワサプライ)のUSBスピーカー
MM-SPU7BK(密閉型パッシブラジエータ搭載)と MM-SPU10BK(バスレフ型)
正面から見るとMM-SPU7BKの方が箱が大きく見えます!

徐々に上に角度を変えていくと…

上から見る右側のMM-SPU10BKの方が奥行きが有ります。

縦に並べてみると横幅はほぼ同じ!
スペック上でも0.5mmの差しかありませんので見てもほとんど違いが分かりませんでした。
箱(エンクロージャー)の外枠の大きさから容積を計算してみるとMM-SPU10BKの方が大容量なので低音にも有利になりそうですが実際に音を聞くと果たしてどうでしょう?
パッシブラジエータとバスレフで音に違いはあるのか…?
音質(バスレフとパッシブラジエータの効果)

実際に音質を聞き比べてみました♪
※音量は私の耳でそれぞれ同じくらいに調整し、同じ音楽と動画を再生してみました。
結果は…。
MM-SPU7BKの音の方が明らかに良い!
目を閉じていてもどちらのスピーカーで鳴らしているのか分かるくらい低音域の音質に差が有りました。
音楽を再生してみるとMM-SPU10BKでシャンシャン♪となっていたベース音。
MM-SPU7BKではポンポン♪と元気よく鳴っています。
映画『ワイルド・スピード』でスポーツカーが疾走するレースシーンを見てみるとMM-SPU10BKでは、ミョーン!ピュウー!と割と高めな音で鳴っていたエンジンの加速音とブローオフのサウンド
MM-SPU7BKではプォォン!プッシュー!と低音が混じり切れのある音でした!
重低音はどうか?
MM-SPU7BKのパッケージの表に書かれている『驚きの重低音』ですが、再生プレイヤーで音楽を聴くと低音は良い感じに出ています。
重低音は…?
正直に言わせてもらいますと、私の耳と体に伝わってくる振動からでは今ひとつ重低音はあまり感じる事はできませんでした💦
しかし!再生プレイヤーなどに備わっているイコライザーを使って重低音寄りに音を調整すると、このスピーカーサイズからは想像できない驚きの重低音は確かに出ます!
低音はスピーカーの置く位置などでも少し変える事もできるので、低音がなるべく出そうなベストポジションを色々試してみるのも面白いかもしれません✨
まとめ

低音の周波数特性、最大出力、箱の容積はカタログ値で勝っているMM-SPU10BK(バスレフ型)
カタログ値では劣っているはずのMM-SPU7BK(密閉型パッシブラジエータ搭載)の方が実際には低音域がしっかり出ており、高音域もメリハリがあって聞きやすい音質になっていました♪
このサイズのスピーカーだとバスレフよりもパッシブラジエータの方が効果が大きいのかもしれません!
MM-SPU10BKの音も決して悪くは有りませんがMM-SPU7BKの音と一度比べてしまうと…物足りなさを感じてしまいます…。
MM-SPU7BKの重低音に期待して選択する場合には少し注意が必要かもしれません!
イコライザーで音を調整すればそれなりの重低音は出ますが、スピーカーサイズが元々小さくてトーンコントロールなどの機能は付いていないので、部屋中の空気が揺らぐようなズンッ!ズンッ!という本気の重低音に期待しているい方には向いていません。
✅絶対的な重低音を望むならサブウーファーが付いている物や、大口径のスピーカーに限ります!
もし、予算と置き場所に余裕があるのならMM-SPU7BKがそのまま大きくなった様なスピーカー
MM-SPU9BKNというUSBケーブル1本で最大出力25.6Wを誇るハイパワースピーカーなんて物もあります!✨
※2023年12月時点
サンワサプライのUSB接続タイプのスピーカーの中ではMM-SPU9BKNが最強モデルになります!
私は今回MM-SPU7BKを選択しましたが、部屋でPCを使いながら映画やアニメを鑑賞したりするのに丁度良いスピーカーに出会う事ができて満足です!✨
MM-SPU7BKはデスクトップPCのモニターの横やノートPCの横にちょこっと置ける小さいサイズで、それなりに音が良いやつが欲しいという方にお勧めです♪
PCスピーカーも種類が沢山ありますので、ご自身にピッタリなスピーカーに出会えるといいですね!✨