アクセル全開で坂道を登るもエンジンが吹けずにストールからのエンスト!スーパーカブ50が不調の原因はまさかのアレ!

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A-C50
A-C50スーパーカブ

失速するエンジン

私がたまに乗っているキャブレター式スーパーカブ50(A-C50型)ですが、乗ってから数か月間もの期間を空けてから再び乗ろうとすると毎回エンジンの掛かりが悪くチョークを引っ張りキックペダルを猛キックをするのが毎度の恒例イベントです。

近所のちょい乗りを繰り返し走行距離も全然伸びずGSスタンドでの給油にも半年近く行かない時もあり、何度キックしてもダメな時はキャブの中の劣化したガソリンを抜いて新しいガソリンを燃料タンクにつぎ足してチョークを引っ張っり、その後もキックペダルを猛キックしてやっとこさアイドリングできるまでの状態まで回復させていました。

エンジンにとって余りよろしくない使い方を何度も繰り返していると、ある時それは起こりました

この日もアイドリングが安定するまで頑張ってキックペダルを蹴りこみ、その後エンジンも安定してきたのでそのままカブ50に跨って平地を気持ちよくブォォォーという軽快なエンジン音でライディング、とりあえず問題なく動いているものだと思っていました。

しかし、急こう配の坂道に差し掛かかり、アクセルを全開にした所…
ブッ…ブブッ…ブブ……という断片的な息継ぎをする怪しげなエンジン音断片的なトルク感になり徐々に失速車速も0km/hになり完全にエンスト!

これはまずいと道端に避難し、ニュートラルに戻して再びキックペダルでエンジンの始動を試みてみるとエンジンはあっさりかかる…。
な、なんじゃこりゃ?

エンジン不調の原因はキャブ?

エンジンの調子がおかしいという事は、燃調がおかしいという事?
とりあず一番怪しそうなキャブレターを清掃すれば燃調も良くなるはずだと思い、分解してみましたが思っていたほど汚れてもおらず、ジェットの目詰まりも特に起こっていませんでした。

目詰まりといいますか、発見したと言うのならばフューエルフィルターになぜか虫が入り込んでいましたが一体どうやって侵入したのか謎すぎる!

まさかこの虫が原因?💦

この後、キャブを組み上げて試走してみましたが相変わらず坂道で失速エンスト。
キャブが原因では無いかも…。

他に思い当たるパーツと言えばエアクリーナか?
試しにエアクリボックスも分解してエアクリーナーを見てみましたがとても綺麗。
それもそのはず、前回新品に変えてから殆ど走っていない。

電装系か?
このA-C50型は1998年頃の代物なので、ウインカーの調子がたまに悪い時もあるので、もしかしたら電装系のトラブルという事もやっぱり有るかな…?
でも、坂道でアクセル全開にした時だけでなく平地を走行中に強い向かい風に立ち向かう時にアクセル全開にした時にも同じく失速するのでやっぱり違う様な…?

イグニッションコイル&プラグコードも強化パーツに交換してから1年くらいしか経っていないし…。
交換するその前からちょっと怪しい傾向はあったかも…?

カムチェーンのコマが走っている時に緩んでズレたとか…?
でもそんな状態なら既にバルブとピストンが衝突してエンジンがブローしてそう…。

マフラーから目立つような煙も出てないし…

原因が全然分からない!!

その後も色々弄ってみましたが結局エンジン不調の原因が分からず、私も修理するのに少し疲れてしまいカブ50は完全放置状態に…。
シートの上には埃が少しずつ積もっていく…。

次回オイル交換を迎えることなく、このスーパーカブ50はやがてドナドナとなるのだろうか…。

出来れば復活させてやりたいのだが私の修理知識不足と年式的にも古くなった車体なので、下手に修理に出すよりも思い切って車体を買い替えた方がよいのだろうか…?

嗚呼…

スパークプラグを試しに交換

同じ時期、私がメインで乗っているスーパーカブ110(JA44)のエンジンも信号待ちでアイドリングしていると突然エンストする事が頻繁に起こるようになってきました。

スーパーカブ110(JA44)のスパークプラグは前回NGK MotoDXに交換してから約2万kmほども走行しているので、そろそろ寿命的にも交換しないといけないなと思っていました。
新しいプラグを購入しようとしている際中、スーパーカブ50(A-C50型)のスパークプラグもダメ元で新しいのに交換してみたらどうなるのかなと思ったのです。

そんなわけで新しいスパークプラグを買ってしまいました!✨

今回はただ新しいノーマルプラグに交換すると言うわけではなく、JA44にも交換取り付けした白金族系の希少金属のルテニウム(Ru)配合の中心電極でイリジウムプラグを超えるような着火性能でつきぬける加速感を味わえるスパークプラグ、日本特殊陶業(NGK)MotoDXスーパーカブ50(A-C50型)にエンジン不調状態から脱出に期待を込めて取り付けてみる事にしました。

NGKスパークプラグ製品サイト - 日本特殊陶業株式会社
日本特殊陶業公式のNGKスパークプラグ製品サイト。スパークプラグ、イグニッションコイル、プラグコード・パワーケーブルなど、製品情報や適応品番検索などを掲載しています。

A-C50型に取り付けできるCR6HDX-S (90708)の型番のMotoDXプラグを選択しました。

スーパーカブのスパークプラグの交換はオイル交換よりも簡単♪

ちなみに、スーパーカブ50(A-C50型)ノーマルプラグCR6HSAという型番の物が使われてるようです。
コスパはやはりノーマルプラグが最強です!💦

レッグシールドの中に見えるプラグキャップを手でグリグリと引き抜くと、エンジンに刺さっているスパークプラグが現れます。

スパークプラグを抜き取るのには16mmのプラグレンチを使用します。

スパークプラグの頭にプラグレンチを被せ、反時計回りに回転させれば緩みます。
手で回せるくらい緩んだら、残りは手でプラグをクルクル回して外します。

スパークプラグが簡単に取れました♪

ボルトになっているハウジング部も錆で腐食がかなり進行しています。

DENSO(デンソー)イリジウムパワープラグIUF22を付けていました。
このプラグの性能も非常に高く、0.4mmという超極細のイリジウム合金中心電極で着火性能がノーマルプラグと比べて段違いに良いというプラグです。

実際、ノーマルプラグから新品のこのイリジウムパワープラグに交換した直後はエンジンの掛かりが凄い良くて、キックペダルを使わずにギアを3速に入れたまま車体を少し押して後輪タイヤを動かすだけでエンジンを始動できたので、その光景を見た人もキックペダル必要ないじゃんと一緒に笑っておりました!

着火性能も上がったので燃費も少しばかり良くなっていました♪

プラグの電極付近は真っ黒!
被り状態!

このイリジウムパワープラグ取り付け時期が10年以上?…どころではなく15年以上は前…!
走行距離は10,000Km近くは走っていると思います。

DENSOのHPではイリジウムパワープラグ二輪の交換推奨距離3,000km~5,000kmとなっておりました。

スパークプラグ
デンソーのスパークプラグは、中心電極にイリジウム合金を採用。極細径0.4mmを実現し、エンジン出力、加速レスポンス性を大きく引き出します。

実際、交換時期はすでに超えていすが…
火花は飛んでいるんです!!

エンジンのケースにプラグを当てながらキックしてみると火花はちゃんと飛んでいるぞ…!

火花が飛ぶのなら問題なさそうには思うのですが…?

新品のNGK MotoDX スパークプラグ!✨

流石にキラキラです!

<strong><span class="fz-18px"><span class="bold-green">この時の私</span></span></strong>
この時の私

でも~

真っ黒くなった古いプラグでも見た感じ火花は普通に飛んでいたし、
新しいプラグに交換してもエンジンの症状はあまり変わらないんじゃないのかな…?

どうなんだろ~?

せっかく新しいプラグを買ってしまったからとりあえずだけは交換してみるか!

交換した所で変化はないだろうけど…💦

交換後に走ってみると

MotoDX スパークプラグに交換したスーパーカブ50(A-C50型)で早速試走してみました。

余り期待せずに乗ってはみましたが…!

えっ…?あれ…?
なんかおかしい…。

これおかしいぞ!?

なぜ坂道でアクセル全開にしても失速しない!?
しかも加速もパワフル!🔥

これはまさか!
プラグ交換しただけでエンジンが完全に直ってしまった!?

試走から帰ってきて新しいプラグの焼け具合を確認✅

ちょっと濃い…?
でもエンジンも吸排気もノーマルなのでこんなもんでしょうかね♪

でもこれは嬉しい誤算!

エンジンの調子が良いだけで、人はどうして笑顔になってしまうのでしょうか?
ニヤニヤ♪ふふっふ!

古いプラグと新しく交換したプラグ

並べてみました!

スーパーカブ50(A-C50型)交換推奨距離の倍ほど走りで15年以上は使っていたDENSOイリジウムパワープラグは良くここまで持ってくれました。

新しく交換したNGKMotoDXスーパーカブ50(A-C50型)でもこれから頑張ってもらいます!

左側のイリジウムパワープラグをよく見てみると、長年蓄積された真っ黒なカーボンが電極まで付着していました。
もはや黒すぎてどうなっているのか見えない事に…!💦

よくよく考えてみると、排気量50ccの原付のカブなので中型バイクや小型自動二輪と比べると、同じ進む距離でもエンジンの回転数はどうしても多くなります。
エンジンの回転数が高いという事はスパークプラグが火花を飛ばす回数も多くなるのでプラグの寿命もそれだけ短かくなる!

目では見えないかもしれませんが、かなり寿命が来ていたのかもしれません。
もっと早めに気づいてやれればよかったのですが…。

まとめ

今回は、スパークプラグ1本でここまで走りに影響が出るとは思いもしませんでした。

新品のプラグに交換したスーパーカブ50は急こう配の坂道でもブイブイと元気よく快適にアクセル全開で登れるようになりました♪

エンジンの調子が良いとやっぱり気持ちが良いですね!

今回のエンジン不調の原因発見で今回一番言いたい事ですが…。

プラグの火花が飛んでいても大丈夫では無い可能性あり!!

エンジンの不調を感じたら、とりあえず新品のプラグに一度変えて様子を見てみる事を強くお勧めします!

それでもエンジンが不調なら、そこからようやく原因と思われる箇所に手をつける方が良いのではないかと思いました。
私の様に分解しまくっても原因が分からない泥沼に落ちません様に!

あと、長期間動かさずにちょい乗りばかりする様な走り方では私のカブ50の様にエンジンの掛かりも悪くなってしまいますので、なるべくエンジンは定期的に動かして乗ってあげた方がガソリンやオイルの循環にもなってバイクに良いと思います。

それでは皆さんも良いバイクライフを♪

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