TAKEGAWA(武川) ハイパーイグニッションコイル
純正のイグニッションコイルから交換する事で、スパークプラグの放電電圧がアップして優れた燃焼効率を得られという武川のハイパーイグニッションコイルをCDI点火のスーパーカブ50(キャブ車)に取り付けてみました。
スパークプラグが劣化していたら本来の力の効果が得られないので、同時交換するのが良いみたいです。
今回購入した写真の物はCDI点火車両用のイグニッションコイルです。
ハイパーイグニッションコイルのカラーバリエーションがいくつかあるので、その中から青色をチョイスしてみました。
イグニッションコイル本体から伸びるプラグコードも部分も色が付いているのでドレスアップに良さそうです。
CDI点火車両とFi車両のイグニッションコイルとでは形状が異なるので、選ぶ時は注意が必要です。
純正イグニッションコイルを取り外し
イグニッションコイル本体は、バッテリーの奥に入っているので、バッテリーレスにした時と同様に右側のカバーを外していきます。
カバーを外したら、バッテリーが入っているこのボルトも外していきます。
バッテリーも外しておきます。
※バッテリーは取り扱い方を間違えると感電事故や火災事故などにつながる恐れがありますので、作業の際は十分ご注意ください。
ヒューズボックスの下辺りにあるボルトを緩めていきます。
ボルトを外すと、このようにバッテリーが入っていた黒いケースごとボコっと浮かすことができ、配線をうまくずらしながら引っこ抜くとケースを完全に引っこ抜く事ができます。
ケースを外すとこのような感じになりました。
普段余り見ない所ですが、開けてみるとめっちゃ泥が固まったような汚れと、蜘蛛の巣がモリモリに付いていました!
折角なので、ついでに掃除しとくと気持ちいいですね!
車体の左側のカバーを開けた状態で、こっちにはおそらく車載工具等が入っているかと思いますので、外してどこかに置いておきます。
写真中央のちょっと緩めたナットがあります。
ナットが付いていた所の裏側には、イグニッションコイルが固定されています。
ここもかなり汚れてますね~。
ナットを取り外すとコロンとイグニッションコイルが外せます。
イグニッションコイルを完全に抜き取るため、スパークプラグからプラグコードを引き抜いて取り外していきます。
プラグコード先のプラグキャップを反時計回りに手でねじって外していきます。
このようにポロっとプラグキャップを取ることができます。
後はキャップゴムを取ればプラグコードだけの状態になるので、いよいよイグニッションコイルを引き出す事ができます。
緑と黒の端子も忘れないように外しておきます。
これでイグニッションコイルを車体から引き出せました!
残りのイグニッションコイルに付いているステーを外したいので、8mmのレンチで緩めれば、全ての取り外しが完了です。
純正イグニッションコイルと比較
純正のイグニッションコイルと、ハイパーイグニッションコイルを並べて観察してみました。
ノーマルと同形状という事なので、形はほんとんど一緒です。
見た目では純正が無機質な黒ですが、ハイパーイグニッションコイルはカラフルですね!
違いと言えば、ハイパーイグニッションコイルの方のプレートを固定するボルト用の穴が金属になっていました。
プラグコードの先です。
写真右側の純正プラグコードの方にはプラグキャップが刺さっていたため、ちょっと広がっています。
目の錯覚かもしれませんが、パッと見た感じ中の導線は純正の方が若干太いような…?
でも、一緒かもしれません!
ハイパーイグニッションコイルを取り付け
それでは、ハイパーイグニッションコイルを車体に取り付けて行きたいと思います。
ほぼ逆手順です。
先ほど外したステーを取り付けて行きます。
切り欠けの部分があるので、溝に合わせて押し込んでから固定します。
純正のプラグコードを引き抜いた所を狙ってプラグコードの先を隙間に差し込んでいきます。
押し込んでいくと、フレームとエンジンの隙間からプラグコードの頭がピョコっとでてきました。
誤って、引き出したプラグコードをまた押し込んでしまわないように、これよりももう少しだけ引っ張り出しておくと良いかもしれません。
緑と黒の端子の取り付けもお忘れなく!
ステーが固定されていた所に同じように再び戻していきます。
車体左側のカバーが付いていた所です。
写真の赤丸の所にステーの突起を合わせて入れます。
そしてネジ山に外したナットを再び入れて固定すればイグニッションコイル本体の固定は完了です。
プラグキャップを取り付け
プラグコードにプラグキャップを取り付ていきます。
プラグキャップをコードに取り付ける時は、写真の赤矢印のクリップに先に差し込んでおかないと、無理やりクリップを曲げて入れるか、プラグキャップを再び外してやり直す事になるので注意が必要です。
プラグキャップの根本に来るゴムを通しておきます。
プラグキャップの差し込む所を拡大してみると、ドリルのような螺旋になっており、これをコードに差し込んで回す事によってコードにねじ込まれて固定される仕組みになっています。
時計周りにプラグキャップを手でねじ込んでいきます。
そこそこ固いです。
動かないところまでねじ込んで、最後に根本のゴムを引き上げればプラグキャップの取り付け完了です!
そして、プラグに差し込んでエンジンが問題なく掛かればハイパーイグニッションコイルの取り付け成功です!
試走してみました
ハイパーイグニッションコイル を付けて少し試走してみましたが、正直鈍感な私ではエンジンの変化で大きな違いは感じられませんでした。
少し変わったかなというところでは、エンジンのかかり具合と加速の時のパンチ力が少し増してるような気はしました。
もっと乗ってみないと分かりません!
が!それ以上にプラグコードの色が変わって明らかにお洒落になりました!
レッグシールドを付けると少し見えにくくなりますが、隙間からさりげなくチラッと見えるカラフルなプラグコードにニヤリとなってしまいます!
イグニッションコイルが変わって放電能力は上がっていると思うので、燃焼効率もUPして燃費もきっと良くなってるはず!
機会が有れば長距離で燃費検証してみたいと思います。