【ドローン&ホビー】リポバッテリーの充電器を新たに増やさなくても、同時に複数の充電できるパラレルボード!

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ドローン&ホビー
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パラレルボード

今回試すのはこのパラレルボードという物で、これが有れば充電器が1本のリポバッテリーしか充電する事が出来なくても、このパラレルボードと充電器を繋げば複数のリポバッテリーを同時に充電できるという優れものなのです!
パラレルボードはリポバッテリーのセル数が同じで、同じ種類のバッテリーなら放電速度(C)や電池容量(mAh)が違っていても問題ないそうです。

※ちなみにパラレルというのは並列という意味で、直列はシリアルです。

Li-Poバッテリー(リチウムポリマーバッテリー)
このリポバッテリーといわれるRCカーや電動ガン、そしてドローンでも多く使われている軽くてとてもハイパワーな充電電池なのですが、充電器の設定方法を間違えると出火する事もあるため、
リポバッテリーは少し危険なバッテリーでもあります。

そんなバッテリーを今回初めてパラレルボードを使って充電してみるので、最悪出火🔥しても大丈夫なように屋外で充電してみました!

正直怖いです!

ドキドキですよ!

これが今回試してみたパラレルボードです!

POWER GENIUSというメーカーだそうです。

裏面にアドレスが貼ってあったのでリンク貼っときますが、暗号化されていないサイトなので、クリックは自己責任でお願いします。

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POWER GENIUS

パラレルボードの全体像はこんな感じです。

裏面です。

パラレルボード全体のレイアウトです。

2S~6Sまでのバッテリーを最大で4個充電する事ができます。

矢印の所で2S~6Sまでのリポバッテリーが使用できます。

40Aのヒューズもついてますね!

XT30とXT60のコネクターの2種類が差込可能です。

わざわざ変換コネクタを用意する必要が無いのでこれは便利です!

充電器とパラレルボードを充電ケーブルで接続!

今回充電するバッテリーはXT30のコネクタが付いている850mAhの4S(セル)のリポバッテリー3個を充電してみました。

充電器は数年前にホビーショップタムタムで買ったFULL ON FXという急速充電器で、リポバッテリーが最大6S(セル)まで充電できるタイプの充電器です。

充電器本体はこんな感じです。
これを使って充電していきます。

充電器とパラレルボードを繋ぐとこのような全体像です。これで充電器とパラレルボードの接続は完了状態です!

パラレルボードから延びる6Sのバランスケーブルを充電器に付いていたバランスコネクタ変換ボードの6Sの所に差し込みました。

XT30のコネクタを使っていたので、パラレルボード側のXT30の所に差し込みます。

いざ充電!

いざ充電するぞ!
パラレルボードを使うのもまた初めてだったのでちょっとドキドキしていました。

充電する前に電池残量をバッテリーチェッカーで測ってみたら…

1個目 93% セル間の平均電圧 4.137V

2個目 55% セル間の平均電圧 3.874V

3個目 53% セル間の平均電圧 3.868V

この1個目の電池残量が93%なのは数時間前に少しバッテリー使おうと充電したけど、予定が変更になり途中で充電をストップしてそのままだったので、電池残量がかなり残っていました。
いかんいかん💦

とりあえず試しにパラレルボードにリポバッテリーを繋いでみました!

1つ目のリポバッテリー結構残ってるけど充電する時は電圧差とか大丈夫なんかな~?
などと考えつつ充電器の設定の替え方を読んでいました。

この時、パラレルボードに繋いだ電池同士の間で通電しているとは知らずに…!

やっぱり不安だから少し放電しておくか!

再び電池残量を計ってみたら…

えっ!?💦

これは一体どうゆう事!?

3個全部のバッテリーがほぼピッタリに電圧が合ってる!

残量も全部70%になってるぞ!
充電器もまだ動かしてないし…

ここで少しゾッとしました。
パラレルボードに繋いだ地点で1個目の93%の電圧が高い電池から電圧の低い2個目と3個目の電池に通電して電気が流れていったんだなと分かりました。

電池の電圧差がもっと有ったら電池に負担がかかって出火してたかもしれない!?

恐ろしい!

充電前に電圧差はできるだけそろえた方が良い!

充電器設定 1C充電

充電器の設定を決めていきます!

Cレート充電というのが有りまして、1時間に完全充電&完全放電させる電流の大きさが1Cなんだそうです。

という事は…

500mAhの容量のバッテリーを充電するなら1Cは500mA(0.5A)
850mAhの容量のバッテリーを充電するなら1Cは850mA(0.85A)
1000mAhの容量のバッテリーを充電するなら1Cは1000mA(1A)

という感じにバッテリーの容量に合わせたCに数値を変えて充電します。

1000mAhのバッテリーを1Cよりも低い0.5Cで充電するのは問題ないですが、
1000mAh10Cで充電なんかした場合には電流の速度が速すぎるので…!?

一体どうなるかは分かりませんが、バッテリーに負担がかかるのは間違いないし、出火しそう!?

※ちょっと極端な話ですが。
バッテリー容量とCレート充電。
牛乳200mlまで一気飲みできる人に50mlの牛乳を一気飲みしてもらっても問題ないですが、1000mlを無理やり一気飲みしてもらったらどうなるかはお分かりですね!
間違いなく牛乳をブファー!っと大噴出してしまう事でしょう!

充電器の画面です。

元々、850mAhのリポバッテリーを1本だけ充電していたので1Cを0.85Aに設定するはずなんですが、この充電器の仕様上Cの設定を0.1単位でしか変えれなかったの1Cは0.8Aに設定していました。

パラレルボードを使って850mA/hのバッテリーを3本使うとなると…

並列接続の計算をすると850mAhのリポバッテリー×3本=2550mA/h
2550mA/hなので1Cは2.55Aですね!

2.55Aには設定できない充電器なので、2.5A…
ちょっと安全を見てCの設定は低めの2.4Aで試してみます!初めてなので!

充電前には充電予定のリポバッテリーが全部本当にボードのコネクターに差さっているか確認してからスタートさせてください!
もしコネクターが外れていると、本来の数よりも少ない本数のまま充電されてしまいますので、1C以上の電流が流れてしまい出火の可能性が非常に高くなります!

充電スタート!

観察しながら充電中!

万が一バッテリーが膨張してきたら破裂して出火へのカウントダウンが始まっている証拠なので気が抜けません!

ドキドキ!

いつもどうりに行けば、4.2Vを少し超えたあたりでセル間のバランスを調整するために電圧が上下してから充電が完了します。

パラレルボードではどうでしょうか!?

充電器の画面にENDの文字が!

無事に充電が完了!🎆

3本とも電圧チェックしてみたら、ばっちり充電されていました!

大成功!

まとめ

パラレルボードを使ってみました!
パラレルボードは非常に便利なアイテムではありますが、充電器のみで1本のリポバッテリーを充電する時以上に注意が必要です。
使う前には充電するリポバッテリーのコネクターがボードにちゃんと刺さっているかや、充電器の設定が本当に間違っていないか等を本当に要チェックしてから使わないと火災が発生する可能性が非常に高い危険な物でもありますので、使う時はバッテリーの様子を見ながら十分注意して使用した方がいいかと思われます。

今回私は初めて使いましたが、なんとか充電する事が出来ました!
パラレルボードを知る前はもう一台充電器を増やして充電しようかと考えていたのですが、一個の充電器で同時に複数充電できてしまうのはコスパ的にもすごいありがたいアイテムです!


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