トレイルカメラを選択
ここ数か月、知らない間に倉庫に置いていた収穫後の野菜が何者かによって食われたり、置いていた新品の網などが壊される被害が頻発していました。
犯人は一体何者なのか?そして犯人はいつやってきてどのように表れるのか?
真相を知るため、何者かが現れた時にその様子を自動で動画撮影を開始してくれて、かつ目立ちにくいカメラはないか探していたら、動物観察や防犯カメラ等としても使われているトレイルカメラが今回の場合に最適でした。
K&F Concept トレイルカメラ KF35.006
今回、カメラのフィルターやバッグなどのカメラアクセサリーを取り扱っているK&F Conceptのトレイルカメラを選んでみました。
パッケージの側面を見てみると。
トリガータイムは0.4秒、待ち受け時間は6ヵ月間、動作温度は-20~60℃です。
箱の裏側には入っている物の一覧が記載されていました。
箱を開封してみました。
箱から実際に開封してみるとこのような物が入っていました。
- トレイルカメラ本体 1個
- mini-BのUSBケーブル 1本
- 説明書 1部
- 取り付けベルト 1本
- 壁掛けスタンド 1個
- ネジ類 3個づつ
トレイルカメラ本体です。
全体が迷彩色が入っており、木の間などに仕掛けていても目立ちにくいようになっています。
トレイルカメラ KF35.006 の仕様
※注意!仕様に怪しい所があります。
Amazonで記載されている仕様と付属の説明書内の仕様とで異って記載されている点がありました。どちらが正しいか不明ですが、ここでは説明書の仕様の方を元にまとめてみました。
説明書の中のカメラの仕様でも誤記と思われる所がいくつかあったので、読んで修正してみたのと、使ってみて分かった所の補足を足してまとめてみました。
イメージセンサー | 16メガピクセル CMOSセンサー |
静止画の解像度 | 16MP:(5376×3024) 12MP:(4608×2592) 8MP:(3840×2160) 5MP:(3072×1728) 3MP:(2304×1296) 1MP:(1280×720) |
動画の解像度 | (※撮影してみた所、フレームレートは30fpsでした。) 1920×1080 1280×720 720×480 640×480 |
画面 | 2インチ カラーTFT LCD 480×234ピクセル |
記録方式 | 最大32GB SDメモリカード(別売り) |
レンズ | おそらくF2.5?36mm? (説明書ではF2,5, f = 3,6mmとなっていました。) |
夜間撮影の距離 | 20メートル |
トリガー距離 | 22メートル |
トリガー時間 | 0.4秒 |
ショットラグ | 5秒~60分まで設定できる |
センサーの検出角度 | 90° |
防水機能 | Si (IP65) |
ストレージ形式 | 写真: JPEG ビデオ: AVI. MJPC |
接続方式 | Mini USB 2.0 |
待機時間 | おそらく6ヵ月? (説明書には6時間と書かれていました。) 電池4本の場合 |
寸法 | 97×140×67mm |
パワー(電源) | (別売り) 単三電池 4本か、6V/1.5AのDCアダプター電源 |
裏側です。
木などに固定するマウンティングベルトを通す穴がところがついています。
カメラの正面についている動体検知センサーです。
このセンサーの検知範囲は90°の範囲を検知する事できるそうです。
暗視カメラの補助灯となる赤外線LEDがここに入っています。
不可視の光源との事でしたが、真っ暗な所で見るとLEDが少し赤く光っていました。
カメラの下の方に三脚穴が付いています。
ここの三脚穴で少し残念な所があります。
三脚穴が蓋側にある為、カメラの撮影画面を見ながら調整する事が困難でした。
蓋側でなく、カメラ側についていればよかったのですが…。
カメラの底にあるインターフェイス部です。
このカメラは最大32GBまでのSDカードが使うことができます。
今回はKIOXIAの32GBのSDカードを使ってみました。
このカメラの電源は、単三電池4本か、別売りのDCアダプターからの電源で動かすことができます。
初期状態では英語になっていました。
Settings→Langeageの項目で言語を日本語に変更する事ができます。
トレイルカメラの電源OFFの状態でUSBケーブルでカメラとパソコンを接続すればカードリーダーにもなり、パソコン上で録画した映像を確認する事ができます。
動画の保存ファイル形式がMP4ではなく、AVIなので動画編集等をする際にソフトが対応しているか少し注意が必要かもしれません。
トレイルカメラに単三電池を入れたときのおおよその重量を図ってみました。
電池込みで270~280g辺りでした。
大体リンゴ一個🍎より少し重いくらいです。
壁掛けスタンドです。
手元に三脚が無かった為、手ごろな木片にスタンドを打ち込んでみました。
今回はカメラはこのような感じにセットして実際に使ってみました。
ミニ三脚などがあれば好きな場所にカメラを固定できそうです。
カメラに映った真犯人とは!
暗視モードのトレイルカメラに映った犯人とは…
🐀ネズミでした!🐀
まとめ
K&F Concept のトレイルカメラ JPKF35.006(KF-301)を使ってみて気になった点と、良かった点を以下にまとめてみました。
気になった点
- 三脚穴が蓋側についている為に画面を見ながらの調整が少し困難。
- 日本語の説明書の内容が少し分かりにくい所がある。
- 上下方向の検知範囲が少し狭い感じがしたため、撮影したい高さに角度をキチンと調整しておかないと反応しないことがある。
- 暗視用のLEDが不可視の光源と書いていたが、真っ暗な所だと薄っすら肉眼でも赤く光っているのを確認できてしまうので、人間相手だとカメラが発見されてしまいます。
- 映像が高画質なため、使えるSDカードの上限32GBでは1080p5分撮影の設定だと一晩で容量が一杯になってしまう事がある。
- スイッチのスライドを動かしているとたまにフリーズする事がある。(電池、電源を引き抜けば直る)
良かった所
- 価格がお手頃。
- 撮影している時の温度も映像で確認できる。
- 少し光る暗視用のLEDでもネズミにも逃げられる事なく撮影できる。
- 画質が思いのほか綺麗。
- フレームレートが30fpsなので映像が滑らかに映る。
- コンパクトなので仕掛けやすい。
- 形がカッコいい。
- 日本語対応
- 撮った映像をカメラでその場ですぐに確認できる。
- 操作は慣れれば簡単。
こんな人におすすめ!
- とにかくコスパが良いトレイルカメラが欲しい!
- お試しでトレイルカメラを使ってみたい!
- 撮影対象が動物!
- 細かいことはあまり気にしない!
若干癖のあるトレイルカメラですが、うまく使えばカメラの前で起こっていた状況を綺麗に映像に残す事ができます。
そして、トレイルカメラ本来の機能面もしっかり果たしてくれるコスパの良いトレイルカメラでした!
最新モデルでは4K動画撮影に対応したトレイルカメラもあるみたいなのでこちらも気になります!
機会があればこちらも試してみたいと思います。✨